真武科育会 段位規定


【目的】 合気道は「剣の理を体技で表現する。」と言われます。西尾昭二先生が合気道の捌きの中から取り入れ、創造された剣「西尾刀法居合」の修練に励むものにその精進の証として段位を定め、修練者のさらなる精進の励みとする。


1. 段位は初段から八段までの8階制とし、刀法居合の総合的力量または功績に応じて会長より与えられる。その方法は、審査と推薦の二通りとする。

2. 段位を受けるものは、次の資格がなければならない。
  ① 西尾刀法居合 真武科育会の会員であること。
  ② 次項の昇段資格基準に適うこと。

3. 昇段資格基準
  ①審査による場合は四段までとし、次の資格基準の要件を満たすこと。
  初段・・・稽古を始めてから1年以上、100時間以上稽古した者。
  弐段・・・初段取得後1年以上、150時間以上稽古した者。
  参段・・・弐段取得後2年以上、225時間以上稽古した者。
  四段・・・参段取得後3年以上、300時間以上稽古した者。
  ②推薦による場合は、八段までとし、次の資格基準の要件を満たすこと。
  五段・・・四段取得後4年以上、稽古した者。年齢40歳以上。
  六段・・・五段取得後5年以上、稽古した者。年齢45歳以上。
  七段・・・六段位の項目に、特別功労を加える。

4. 審査会
  ① 審査会は審査委員長または、審査委員長より委嘱を受けた者の立会いのもとでおこなう。
  ② 開催回数は、年に二回以内とする。
  ③ 審査委員長は、真武科育会会長とする。
  ④ 審査委員は、審査委員長が委嘱した複数の者でおこなう。

5. 審査内容
  ① 審査における技の本数
  初段・・・15本より得意なものを3本。
  弐段・・・15本より得意なものを4本。組太刀、組杖を2種類。
  参段・・・15本より得意なものを4本と審査委員長が指定するもの1本。組太刀、組杖3種類。
  四段・・・15本より審査委員長が指定するもの4本。組太刀、組杖  4種類。
  ② 演武は、1本につき2回行うこと。
  ③ 演武の順序は、15本の1本目から15本目へと技の順序に従って行うこと。

6. 採点、合否発表
  ① 合否の判定は、各審査委員の持ち点を10点とし、平均で6.6以上を合格とする。
  ② 合否は、当日発表する。

7. 推薦
  ① 提出された「昇段推薦願い」を審査会当日、審査委員会にて合否の審議を行い、結果を当日発表する。

8. 昇段に要する審査料、登録料及び手数料は別途定める。

9. 本規約は平成2341日から実施する。

会費、審査料及び登録料 (審査合格後入会を認める。受審前は会費不要。)
*会費は一年間1000円とします。
*審査は四段までとし、原則として推薦は認めません。

審査料・・・1000円

*昇段登録料
初段 ・・・1000円
弐段 ・・・2000円
参段 ・・・3000円
四段 ・・・4000円


審査を希望する方は下記の審査願書を印刷して必要部分を記載し、真武科育会事務まで提出ください。

審査願書

刀法の礼法


・基本的に神前に向かって左前方に審査員席を設けます。後方または左右にに受審者、一般観覧者が控えます。
・受審者は刀を右、刃を内側に置き呼ばれるのを待ちます。
・呼ばれたら左手に持ち替え、右足から立つ。
・左手で提刀のまま図の*まで行く。
・図の*の位置には矢印に向かい横2本の線があります。
・手前の線で右手、提げ刀に持ち替え、矢印の方向に全体の礼(会場、審査員含む)をします。
・その場で左手に持ち替え、前の線まで進み、神前を向き、刀を両手に持ち(右手は下から)神前の礼をします。
・そのまま刀を目の高さまで上げ、刀礼をします。
・帯刀をして矢印の方向を見て演武に入ります。納めの動作が矢印の方向になるよう、技によっては始まりの向きを変えます
・演武は同じ技2回ずつ行います。
・全ての演武が終わったら、2本目の線に戻り神前を向き刀礼、神前の礼。
・後ろの線に戻り右手に持ち替え提げ刀で矢印の方向に礼。
・左手に持ち替え提刀し、後ろに下がり退場。
・場から出たら進行方向を向き元の場所に戻ります。



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